2016年2月18日(木)18:30-21:00(18:00開場)
「暮らしやすさ」への都市戦略とは何でしょうか。産業中心で効率優先の都市とはひと味違う、「暮しやすさ」優先のまちをめざすことではないでしょうか。
保坂のぶとは昨年11月、米国オレゴン州のポートランド市を訪ねました。 ポートランドは、70年代には大気汚染や河川の汚濁に苦しんだ荒廃に向かう工業都市でした。 それが今では、高速道路を取り払い、公園をつくり、また廃墟となった倉庫をリノベーションで見事に再生させ、「全米でもっとも環境に配慮した都市」と変容しています。路面電車や軽鉄道を巧みに利用して、自転車利用を活発化させ、徒歩20分圏で暮らすことの出来るまちを見事につくりました。
都市整備とは20年、30年単位で地域をつくりかえていくことです。 今こそ、日本の街づくりも質を変える時がきたと確信しています。成長神話と訣別し、激しく動く大量消費社会から、ゆとりをもって人やモノを大切にする「暮らしやすさ」を実現する方向に歩むべき時です。
世田谷区でも、下北沢の再開発(線路跡地活用や広場・道路整備)の問題や区役所本庁舎の再整備をめぐる議論など、まさに都市戦略の理念が問われています。
ポートランドで得た「暮らしやすさ」のヒントを、これからに生かしたいと思います。 どうぞ議論に加わってください。
【定員に達しましたので申込受付を締め切りました】
【開催概要】
日時 2016年2月18日(木)18:30-21:00(18:00開場)
会場 北沢タウンホール?(世田谷区北沢2-8-18、Tel:03-5478-8006)
小田急線・井の頭線 下北沢駅南口から徒歩4分
主催 保坂展人と元気印の会、たがやせ世田谷区民の会
資料代:995円
参加申込:こくちーず
プログラム(予定)
1 訪問報告:ポートランドに学ぶ都市戦略
小林正美さん(明治大学教授)
2 基調報告:世田谷区でめざす住民自治のまちづくり
保坂のぶと(世田谷区長)
3 パネルディスカッション:「暮らしやすさ」の都市戦略を語ろう
モデレーター:小林正美さん(明治大学教授)
パネリスト:
宮台真司さん(社会学者)
松尾貴史さん(俳優)
藤村龍至さん(建築家)
保坂のぶと(世田谷区長)
*手話通訳付です。
*キッズスペースあり(保育はありません)。
お問い合わせ:保坂のぶと事務所(保坂展人と元気印の会)
Tel: 03-6379-2107 / Fax: 03-6379-2108